「クオンツ」とは、quantitative(数量的)という英語から派生した言葉で、数量分析をする人々や、数量分析を行うことを意味しています。
クオンツ運用はシステム運用の一種で、株価の変動要素となりうる項目を10〜20項目程度設定し、それらの項目毎の変動幅に応じて、過去の実際の株価がどのように変動しているか、それぞれの要素の貢献度合いはどの程度かを多変量解析によって求めます。
こうして、株価に対して影響を与えるパラメーターとそれぞれのパラメーターが持つ株価への感応度を設定し、パラメーターの動きに応じて、今後値上がりしそうな銘柄を選定していく手法です。
システム運用ですから、銘柄選定には基本的に人間の感情などの定性的判断は加えられないで、機械的に判断されていきますが、そもそもどのようなプロセスで銘柄を選定していくかの部分では、プログラムを設計した人間の考え方が如実に反映されています。
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