有価証券の売買のタイミングなどについて、コンピュータでアルゴリズムを構築して、その計算方法に基づいてコンピュータが計算し、機械的に投資判断をしていく投資運用の方法です。非常に機械的に運用しているように見えますが、結局は、どのようなアルゴリズムでコンピュータに判断させるか、になりますので、アルゴリズムの設計者が自分で計算して投資判断していることと同じことになります。
この運用方法のメリットは、一旦コンピュータによって機械的に判断した事項を、その後で人間が定性的に最終判断するということを敢えてはずしたことで、アルゴリズム設計者以外の人間によってバイアスのかかった投資判断が事後的に組み込まれることを排除している点にあります。
こうした機械的な手法に対して、アナリストによるリサーチ情報を基にして、ファンドマネージャーの判断によって運用を行う方法をアクティブ運用といいます。アクティブ運用では、アナリストの分析能力とファンドマネージャーの運用能力が、その投資信託の運用成果に大きく反映されます。
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