ソブリン債またはソブリンとは、政府および政府機関が発行する債券の総称です。また、世界銀行などの国際機関が発行する債券もソブリン債と呼ばれます。ソブリンとは英語の「sovereign」のことで、通常は「主権者、元首、君主、国王」を意味します。簡単に言えば、国債及び国債と同等の債券です。
一般的には、国債には国家による債務保証が付いていますから、その債務履行能力は高いとみなされ、格付けも高い傾向にあります。しかし、日本や米国政府が発行する債券=国債も、新興諸国政府が発行する債券も同じようにソブリン債と呼ばれます。ですから、ソブリン債だからといって、その全てが安全な投資対象とは言えません。
債券は国が発行したものを含んで格付機関による「信用格付け」が行われています。ソブリン債に投資をするタイプの投資信託を購入しようとする場合には、その投資対象となっている債券がどのような格付けの債券なのかをチェックすることも重要になります。
ソブリン債に投資する投資信託商品で、超人気商品となっているのが「グローバル・ソブリン・オープン」です。この投資信託は、先進国が発行する比較的格付けの高いソブリン債を中心に運用することで、手堅い運用成績を残しています。
|