株式・公社債などの投資信託、ETF・REIT・MMFなど投信金融商品の入門ガイド

投資信託 辛口入門ガイド

投資のパフォーマンス評価1



1. 投資信託ってなに?
 ■投資信託とは?
 ■投資信託のメリット
 ■投資信託のデメリット1
 ■投資信託のデメリット2
 ■投資信託のデメリット3
 ■投資信託の仕組み
 ■投資信託の基準価額

2. 投資信託の種類
 ■投資信託の種類
 ■株式投資信託
 ■公社債投資信託
 ■外貨建てMMF
 ■追加型株式投信の分類
 ■ETF(株価指数連動型上場投信)
 ■J-REIT(上場不動産投資信託)
 ■収益分配による分類
 ■SRI(社会的責任投資)ファンド
 ■インド株投資信託
 ■中国株投資信託

3. 投資信託の選び方
 ■投資信託のリスク分類
 ■ドルコスト平均法の活用
 ■ドルコスト平均法の弱点
 ■投資信託選びのヒント
 ■投資信託関連リンク
 ■投資のパフォーマンス評価1
 ■投資のパフォーマンス評価2
 ■投資のパフォーマンス評価3



4. 投資信託の手数料と税金
 ■投資信託を購入・運用する時の費用
 ■購入時の手数料
 ■購入後の手数料
 ■投資信託の税金
 ■株式投信の解約・償還益

5. 投資信託の売買と管理
 ■投資信託を郵便局で買う
 ■投資信託を証券会社等で買う
 ■投資信託の資料
 ■投資信託の換金可能時期と手数料
 ■金融商品販売法

収益率とリスクの計測


 収益率の計算は、比較的簡単です。最も単純化すれば、

  その時のファンドが持っている資産の時価評価額 / 投資元本

 で計算できます。

 しかし、これで計算した収益率が高ければそれで良いか? となりますと、それだけでは済まないです。

 なぜなら、投資にあたっては、それ相応の「リスク」をとっているからです。特に株式運用タイプの投資信託の場合などに、これが顕著です。株価が下落して、投資信託が元本割れになるかもしれない、というリスクを負った上でのリターン=収益ですから、

「リスクに見合った投資リターンになっているか」

 を測定しなければなりません。



 投資の世界では、通常「リスク」は「収益率=リターンの標準偏差」で表します。つまり、収益率がどれぐらい変動するか、ばらつくか、が「リスク」です。マイナス方向にバラつく可能性が高い場合のリスクの高さが、「元本割れのリスク」ということです。

 また、年金運用など、TOPIXなどのベンチマーク・インデックスを強く意識した運用をする場合には、トラッキング・エラーという指標を用います。

 トラッキング・エラーは、ファンド・ポートフォリオの収益率がどれぐらいベンチマークから乖離しているかを示すもので、「ファンドのリターンとベンチマークのリターンの差についての標準偏差」で計算します。

 また、β(ベータ)という指標も、重要視されます。ベータは、ベンチマークが1%上がる(又は下がる)時に、ファンドが何%上昇(又は下落)するか、という感応度を示します。TOPIXに対するβ=1であれば、トピックスに全く連動している、ということを意味します。

 十分に分散されたファンドであれば、このベータの大きさだけで、ファンドの超過リターンがどのぐらいあるかを見ることも出来ると言われています。

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